DISK INFOMATION

 

 全10曲 40:21  定価 2,300円  魁レコード 絶賛販売中

 

<レビュー>

 1993年の春、ボーカルのリスキー(当時、新聞奨学生) は、私にこう言った。

 『足の先から機械になっていくようだ』

彼にとって労働とは、賃金を得るための行為ではなく、彼の生活にはばかる足枷でしかなかったのだろう。

ただ、がむしゃらに思うように生きる。素直に感じ、欲のままに生きる 。

肉食獣の気配を当時から感じさせていた。

ただ、ライブでの彼はもの静かだ。『肉を切らせて、骨を断つ』と言わんばかりに何かを射程距離に抑えている。

彼らのライブでは、歓声などはないが、目をそらすことはできない。

今にも飲み込まれてしまいそうな気配が、そうさせるのだ。

 

そして、ここに一枚のCDを紹介したい。

ついに完成、家に居ながらにして、魂をダンスさせる・・・ソウルミュージック・・・そう形容したい。

世にありふれる『応援歌』と称する流行歌にはない輝きをこのアルバムは持っている。

『はたらく自動車』 一度通った砂利道は二度とは通らぬつもりだ

『甘い夢』 叶わない夢など無いとは言いたいのだが・・・

『曇りガラスの夜』 空間に充満した熱気が、窓を曇らせ、恋のもやを晴らす

『東京に二人ぼっち』 あふれる感受性が東京から恋する二人以外を消失させた

『最後の弾丸』 うぬぼれだったと知った だから ため息一つで捨ててきた

『魅惑のアバンチュール』 おまえは玉葱だな 正面から切ると涙が止まらない

『紅いキャンドルで抱いてくれ』 その紅い炎の向こうのおまえは、どうして手が届かないんだ

『燃えるゴミ』 自己嫌悪 現代版 人間失格

『春来る鬼』 俺が鬼と呼ばれるのも約束だからさ・・・

『初陣』 我が思い苔の生すまであることを・・・

 

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